
初心者ファッション塾・公式ライターのハツマです!
今回のテーマは、メンズパンツの色選びについて。
メンズファッションにおける「最大の落とし穴」と言っても良いテーマでしょう。
結論から申し上げます。
「メンズパンツの色は、暗色の方が絶対いい。」
暗色とは、黒やグレー、ネイビーなどの「暗くて濃い色」を指します。
もちろん、オシャレなんて人それぞれ。
僕もかつては白パンツを愛用していました。
赤や緑、好きな色のカラーパンツを履くのも良いでしょう。
しかし、もし確実にオシャレになりたいのなら、僕は迷わず暗色パンツをオススメします。
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白パンツやカラーパンツは、めちゃくちゃ難しい
ファッション初心者が履きがちなのが、白パンツやカラーパンツ。
「ファッション」と聞くと、直感で白パンツやカラーパンツが思い浮かびませんか?
なんだか

「外国人モデル!」

「イタリアのカッコいい人!」
みたいなイメージありますよね。ついつい真似したくなる気持ちも分かります。
でも、それがファッションにおける「最大の落とし穴」。
白パンツやカラーパンツは、実はめちゃくちゃ難しいんです。
もう少し詳しく言うと、「特定の限られた条件下でしかオシャレにならないパンツ」なんですよね。
上の画像の彼らは、ファッションを隅々まで知り尽くしているか、ファッションを隅々まで知り尽くしたスタイリストをつけているかのどちらかでしょう。
そして、忘れてはいけないことがもう一つ。
彼らは、何を着てもカッコいい風貌の人たちなんです。
そんな彼らの服装を丸ごとコピーするのは、ちょっとリスキーですよね。
メンズパンツは暗色がオススメな3つの理由
「でも黒とかグレーは地味じゃないの?」
「周りとかぶりそうだけど大丈夫?」
ここからは、そんな疑問を解消していきたいと思います。
パンツはなぜ暗色がいいのか。
- コーデは全体のバランスを考えるとうまくいく
- そして、パンツは主役向きではない
- だから、まずは落ち着いた暗色で
この三段階に分けて、なるべくシンプルに説明していきますよ!
①コーデは全体のバランスで考えるとうまくいく
まず押さえておくべき大前提が、「コーデは全体のバランスで考えるべき」だということ。
多くの方は、一つのアイテムの印象だけでコーデを考えがちなんです。
ありがちな考え方
このシャツ派手でいいな!
↓
このパンツ他の人と被らなさそう!
↓
コートはやっぱり個性的なコイツで!
↓
この組み合わせで決まり!
この流れ、本当にあるあるです。(僕もかつてはそうでした。)
個々のアイテムはカッコよくても、合わせるとチグハグな印象になってしまうパターンですね。
一方、オシャレな人の思考回路はこんな感じ。
オシャレな人の思考回路
このシャツ、
カッコいいから目立たせたいな↓
パンツは引き立て役だから、
落ち着いた黒にしよう↓
コートも黒で合わせたら、
シャツがもっと際立つかな↓
今日はこの組み合わせでいこう!
ファッションも、映画やドラマと基本は同じ。 主役がいれば、それを引き立てる脇役も必要なわけです。
②そして、パンツは主役向きではない
そして、パンツは主役向きのアイテムではありません。
- 目立つパンツを履くと、下半身に注目が集まりやすくなり、結果脚が短く見えてしまうから
- 上半身と下半身の色が違いすぎると、縦の統一感が失われてしまうから
- パンツは面積が大きいため、派手な色を選ぶと全体がチープな印象になってしまうから
その他多くの理由から、パンツを主役にするのは、とても難易度が高いことなんです。
もちろん不可能ではないのですが、多くの知識と高度なテクニックが必要なのは間違いありません。
パンツは、脇役として使うのがベターです。
③だから、まずは落ち着いた暗色で
脇役となると、主役のコートやシャツを邪魔しない色合いを選ぶべきでしょう。
こういう時に便利なのが、暗色のパンツ。
暗色は、大人っぽく落ち着いた雰囲気を持っているので、他のアイテムと喧嘩しません。
よって、どんなアイテムとも合わせやすく、コーデが失敗する確率もほとんどないんです。
実際、オシャレなメンズファッションの約9割には暗色パンツが使われています。
(→参考:WEAR人気コーデランキング)
大人っぽく落ち着いた雰囲気の暗色パンツは、女子ウケも抜群。脇役ながら、地味なわけでは決してありません。
また、他の人とかぶりやすいのは事実ですが、脇役なので当然といえば当然。 主役で差をつければ、何の問題もないんですね。
繰り返しになりますが、メンズパンツは暗色が圧倒的にオススメですよ。
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圧倒的に合わせやすいパンツ3選
「暗色パンツって、結局何を買えばいいねん」
そんな方のために、合わせやすさとカッコよさを兼ね備えた3つの暗色パンツをご紹介。
それでは、ひとつずつ見ていきましょう!
暗色パンツ①黒スキニー
暗色パンツの大本命が、こちらの黒スキニー。
スキニーとは、ぴったりサイズの細身パンツのこと。
ダボダボ感がないためだらしなさがなく、シュッとしたシルエットなため脚長効果も抜群。
人気No. 1、最強の暗色パンツです。
赤のオープンカラーシャツが映える黒スキニーコーデ
gaku|Lui’sのシャツ/ブラウスを使ったコーディネート – WEAR
派手な赤色のオープンカラーシャツが主役のコーデ。
主役を引き立たせるため、Tシャツとパンツはシンプルなもので固められています。
シュッとした黒スキニーも、脇役でありながらカッコいいですね!
しっかりオシャレなのに、他アイテムを邪魔しない。
黒スキニーがここまで人気なのも納得です。
このコーデをするのに最適なアイテム
▼赤のオープンカラーシャツ
→赤のオープンカラーシャツをAmazonで探す
▼インナーの白Tシャツ
→HanesのパックT(代用)
▼黒スキニー
→Dcollectionの黒スキニー
▼黒の革靴
→Dr Martens 3ホール(同商品)
▼白のガチャベルト
→SPINNSのガチャベルト
ベージュのコートが主役。黒スキニーコーデ
とっしー|ユニクロのその他アウターを使ったコーディネート – WEAR
ベージュのステンカラーコートが主役のコーデ。
こちらも、コート以外はシンプルなアイテムで統一されていますね。
先ほどと同じ黒スキニーですが、かぶってる感はゼロ。
着回しがきいて使いやすいのも、黒スキニーの大きな強みです。
このコーデをするのに最適なアイテム
▼ベージュのステンカラーコート
→ユニクロのステンカラーコート(同商品)
▼インナーのパーカー
→チャンピオンのパーカー(類似)
▼黒スキニー
→Dcollectionの黒スキニー
▼黒の革靴
→Dr Martens 3ホール(同商品)
▼白のガチャベルト
→SPINNSのガチャベルト
▼黒のスニーカー
→コンバースオールスター(代用)
暗色パンツ②グレースラックス
黒スキニーと同じく人気なのが、このグレースラックス。
スラックスとは、スーツのような形をしたパンツを指します。
スキニーと比べ、より上品な印象を持つのが特徴ですね。
カラフルなシャツが個性的!グレースラックスコーデ
まーしい🇫🇷|H&Mのショルダーバッグを使ったコーディネート – WEAR
チェック柄のカラフルなシャツが主役のコーデ。
シャツを引き立てるべく、他アイテムには落ち着いた暗色が使われています。
そこで活躍しているのが、グレースラックス。
カラフルなシャツを邪魔することなく、それでいて上品な雰囲気を出しているのがお分かりでしょうか。
もちろんここに黒スキニーを合わせてもオシャレなのですが、あえてグレースラックスにすることで、より大人な印象に仕上がっていますね。
このコーデをするのに最適なアイテム
▼赤のチェックシャツ
→赤のチェックシャツをAmazonで探す
▼アウター(黒のスウィングトップ)
→スウィングトップをAmazonで探す
▼グレーのスラックス
→グレースラックスをAmazonで探す
▼赤の靴下
→Tabioの赤ソックス
▼黒の斜め掛けバッグ
→Amazonで探す
▼黒のスニーカー
→コンバースオールスター(代用)
季節感あふれるシャツが主役のグレースラックスコーデ
アオイ(aoi)|green label relaxingのスラックスを使ったコーディネート – WEAR
くすんだオレンジのシャツがカッコいい、グレースラックスコーデ。
グレースラックスに関しては、こちらの方が「暗色」といった感じでしょうか。
スーツを連想させるその雰囲気が、大人っぽくていいですね。
このコーデをするのに最適なアイテム
▼スエードのシャツ
→ブラウンのスエードシャツをAmazonで探す
▼グレーのスラックス
→グレースラックスをAmazonで探す
▼黒の革靴
→Dr Martens 3ホール(代用)
▼赤の靴下
→Tabioの赤ソックス(代用)
暗色パンツ③濃紺ジーンズ
最後の暗色パンツはこちら、濃紺ジーンズ。
黒スキニーやグレースラックスと比べ、少しカジュアルな雰囲気を出したい時にオススメです。
また、濃紺は爽やかな印象を持たれやすいので、若々しいイメージを持たれたい方にはもってこいですね!
白×ネイビーの組み合わせ!濃紺ジーンズコーデ
howell|BRADYのショルダーバッグを使ったコーディネート – WEAR
まぶしい白シャツに濃紺ジーンズを合わせたコーデ。
白×ネイビー(濃紺)の組み合わせは、最も相性が良いと言っても過言ではない名コンビ。
「青い空に白い雲」のような青春感あふれるイメージを連想させるのが特徴です。
爽やかなコーデを作りたい時は、白シャツに濃紺ジーンズを合わせると良いでしょう。
このコーデをするのに最適なアイテム
▼ベージュのアウター
→この形のアウターをAmazonで探す
▼濃紺デニム
→Uniqloの濃紺デニムを探す
▼黒の革靴
→Dr Martens 3ホール(代用)
▼白の靴下
→Tabioの白ソックス(代用)
黄色のニットが映える濃紺ジーンズコーデ
とっきー|UNIQLOのデニムパンツを使ったコーディネート – WEAR
派手な黄色ニットが主役の濃紺ジーンズコーデ。
今までと同じく、他アイテムがシンプルなため、黄色ニットが引き立っていますね!
濃紺ジーンズが全体を引きしめつつ、フレッシュな印象を添えています。
これが黒スキニーだと、よりシュッとした印象に。グレースラックスだと、大人っぽく上品な印象になるわけですね。
相手に与えたい印象によって、暗色パンツを使い分けられるようになれば完璧ですね!
このコーデをするのに最適なアイテム
▼黄色のセーター
→似たセーターをAmazonで探す
▼濃紺デニム
→Uniqloの濃紺デニムを探す
▼黒の革靴
→Dr Martens 3ホール(代用)
▼白のショルダーバッグ
→コニーコニーのショルダーバッグ(代用)
まとめ
この記事で学んだことを、簡単におさらいしましょう。
▼メンズパンツは暗色がオススメな理由
- まず、コーデは全体のバランスが大切!シャツやコートを主役に置き、それ以外は脇役にすべし
- そして、パンツは脇役向きのアイテム
- だから、落ち着いた暗色のパンツがgood!
▼特にオススメな暗色パンツ
- 黒スキニー →シュッとしたシルエットで脚長効果あり
- グレースラックス →上品で大人っぽいイメージに
- 濃紺ジーンズ →爽やかで若々しいイメージに
繰り返しになりますが、白パンツやカラーパンツは本当に危険。周りとかぶりたくない気持ちは分かりますが、知識なしに着用するとほぼ失敗してしまいます。
一方、暗色パンツは失敗する可能性がほぼゼロ。とりあえず履くだけでオシャレに見せることが出来ますよ。
まずは上の3種類のどれかからチャレンジしてみて下さいね!
ちなみに暗色パンツの大本命・黒スキニーについては別の記事で詳しく解説しています。詳しい着こなしやおすすめ商品はこちら!↓
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