去年辺りから襟のないシャツ、いわゆるノーカラーシャツ/バンドカラーシャツの人気が急上昇していますね。服屋さんでも見かけることは多くなったことだと思います。
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ノーカラーシャツのイメージ
引用
http://voi.0101.co.jp/voi/webcatalog/img/to386/700/to386-70030-01c.jpg
特徴的なデザインであるだけに、初心者には着こなしのイメージが付きづらいアイテム。
そんな襟なしシャツも、ポイントを押さえることで着こなせるようになれば普通のシャツと違った味を出せます。同じ『シャツ』を使っていても周りの人と一歩差をつけることも可能なのです。
ここでは襟なしシャツ・ノーカラーシャツ・バンドカラーシャツ・スタンドカラーシャツの着こなしを、どどーんと解説していきます。
この記事はアイテム別コーデ攻略です。
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初心者が最速でオシャレを学ぶ8ステップ
■STEP.01
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■STEP.02
▼まずはオシャレの土台を作ろう
■STEP.03
▼まず学ぶべき最重要理論一覧
■STEP.04 配色編
▼オシャレな色使いの全方法
■STEP.05 シルエット編
▼オシャレな組み合わせパターンを学ぶ
■STEP.06
▼脱・量産型のためのテクニック総集編
■STEP.07
▼困ったときの各種定番アイテム&ブランド
■STEP.08
▼オシャレを楽しむために
ところでそもそもなんですけど、
まずバンドカラーっていったいどういうモノかお分かりでしょうか?
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襟なしシャツ:バンドカラーとノーカラー
バンドカラーシャツと、ノーカラーシャツ。どっちも聞いたことがあるかもしれませんが、なんとなくのイメージで知っているだけの人も多いですよね。
まず、カラーってなんやねん、カラーって。と思ってる方がメチャメチャ多そう。
バンドカラー(は?バンド色?)
ノーカラー(no color?色なし?w)
当然ですが、違います。
まずはそこを今日は勉強しておきましょう。
カラーは『色』じゃない!!
確かに普通に生活している人なら、
カラーと言われたら
カラー=color=『色』
と連想してしまうのが普通。
今日はまず、ここを覚えて帰ってください!
ファッション用語で『カラー』と言うときは、『色』という意味の他に『襟』という意味の可能性もあるんです!
シャツ関連のワードで『カラー』という言葉が出てきたら、たいていの場合は
colloar=『襟』
という意味で使われています。
color(カラー)とcollar(カラー)。
うん。ややこしっ。
バンドカラーとノーカラーの違い
同じようなデザインなのに、ノーカラーと書いてあったりバンドカラーと書いてあったり、よくわからんなーと思われている方は多いと思います。
バンドカラーもノーカラーも着こなし方や使い道はほぼ同じなのであまり気にしなくても大丈夫なのですが、わからないままも少し気持ち悪いと思うので念のため説明しておきましょう。
ノーカラー
ノーカラーのほうがわかりやすいので、先にノーカラーの方から説明していきましょう。
ノーカラーシャツ
STUDIOUS(ステュディオス)の「【店舗限定アイテム】STUDIOUS ノーカラーシャツ MADE IN JAPAN(シャツ・ブラウス)」 – WEAR
襟の部分に注目してみると、
通常襟がある部分の襟が、すっきりなくなっているのがわかりますね。
襟(collar)がない(no)から、
ノーカラー(no collar)。
そう考えるとわかりやすいですね。
バンドカラー
さっきのがノーカラーなら、バンドカラーっていったいどんなやつなんでしょうか?
バンドカラー
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これが、バンドカラーです。
え、さっきと一緒じゃね?
と思われたかもしれませんが、実はほんの少しだけ違うんです。再び襟に注目してみましょう。
この細い帯(バンド)のようなものがぐるっと一周首元についているんです。これはノーカラーにはなかったですよね。
ノーカラー
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あと、スタンドカラーシャツという呼び名も存在しますが、ほぼバンドカラーと一緒だと思って頂いてOKです。stand collar=襟が立っている、つまりスタンドカラーは襟の立ったデザインのシャツ全般のことを指すんですね。
襟なしシャツの着こなしのポイント
さて、ここから本題ですね。ここまでノーカラーとバンドカラーについて説明してきましたが、着こなしに関していえば両者ほぼ違いはありません。
普通のシャツを着るのと何が違うのか?
という話ですが、その違いとノーカラーを使うことによるメリットを知っておくことで着こなしの質も深まります。まずはメリットを知っておきましょう。
ノーカラーシャツのメリット
①
通常のシャツよりラフなイメージになるため、”キメ過ぎ感”を防ぐのに最適②
今風な”旬っぽさ”を取り入れられる③
単純に、デザインで周りと差をつけられる
ノーカラーシャツをチョイスするメリットとしては、主にこの三点がポイントになってくるのではないでしょうか。
①キメすぎ感を防ぐ
3つのメリットを挙げましたが、これがおそらく一番のメリットになると思います。キメ過ぎ感を防ぐとはどういうことでしょうか?
例えば、シャツってすごくキッチリしたアイテムですよね。だってスーツにも使われるくらいですから。
でも、私服にスーツはおかしいですよね。例えばシャツにスラックスを合わせてしまえば、それはもはやほぼスーツスタイルなわけです。
もちろんこれはタックイン(シャツをインすること)しているのでなおさらビジネス感は強くでます。(というか、ビジネス仕様ですよね。)
これは少し極端な例でしたが、
このように服装がカッチリしすぎた場合そのカッチリ感を和らげるのにシャツにあえてノーカラーをチョイスするのが効果的な場合があります。
これを、僕は”カジュアルバランスを取る”という風に呼んでいます。
カジュアルバランスの概念を知っているだけで、ノーカラーシャツだけでなくこういった一風変わったアイテムもかなり上手く使えるようになります。
カジュアルバランスについて書いた、こちらの記事は必読ですので是非合わせて読んで下さい。
関連記事
きれいめカジュアルを日本一わかりやすく解説!大事なのは”カジュアルバランス”
②今風な”旬っぽさ”を取り入れられる
旬っぽさとは、つまりトレンド感です。
ですのでこれは『今』だから言える話ではあるのですが、少し前にノーカラーシャツが流行りだしたんですね。
これはあなたの身の周りの人たちがどれだけ感度が高いかにもよりますが、まだ普通の人なら今っぽい、流行っぽいイメージは持たれているかもしれません。
③デザインで周りと差を付けられる
あとは、最後はこれですね。
周りが普通のシャツしか使っていないのであれば、ノーカラーやバンドカラーのシャツを使うことはそれだけで差別化になりますよね。
ただし当然あなたの周りの人たちも普通のように使っているなら、このメリットはあんまり意味がなくなってしまいます。
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ノーカラーシャツの着こなし集
着こなし方がイメージしづらいノーカラーシャツは、実際にコーデを見て取り入れられる所を取り入れてみたりしていくのがベストです。
ですので、ここでノーカラーシャツの着こなしをまとめますので、ぜひ実際のコーデの際のご参考にしてみてください。
ボタンを上だけ留めて。
このような形で着るときも、ノーカラーのシャツは魅力的ですね。
すべて留めずに上だけ留めることで、トップスはアルファベットの『A』のような形になりきれいなシルエットが出ます。
基本3シルエットで言うAラインシルエットですね。
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【アパレル店員では超常識!】”基本の3シルエット”、あなたは知っていますか?
また、ボタンの下部分は開けてインナーの白を見せることで、配色的にも色の抜けどころができてきれいになりますね。(この白が見えないと暗くなりすぎてしまいます)
これを僕は明暗のバランスと呼んでいて、コーディネートの配色を考える際にはメチャクチャ大事な話の1つです。
関連記事
【初級編】たったの2つの色使いで、超キレイなコーデを作る方法
ニットとレイヤード
ニットの中に白のバンドカラーシャツのレイヤード(重ね着)。首からちょこっと見えたシャツがポイントになってます。
足元の白のソックスで色を拾っているのにも注目。これは縦の統一感というテクニックで、色を拾う事でコーデにまとまりを持たせるテクニック。
関連記事
【センス・知識不要】明日から10倍オシャレな配色を実現する技を伝授
羽織りでノーカラー
ノーカラーシャツをこんな風に羽織りで着るのもいいですね~。
kitsune|MHL.のシャツ/ブラウスを使ったコーディネート – WEAR
こちらもノーカラーのシャツを羽織りで。ノーカラーをチョイスすることで程よくラフでカジュアルなイメージになってめちゃくちゃかっこいいですね。
白のバンドカラーシャツをインナーに
たろーさん|Johnbull Private laboのシャツ/ブラウスを使ったコーディネート – WEAR
こんな風に襟の目立つコートを羽織るなら、バンドカラーやノーカラーはすごくなじむ感じがしますね。このように秋冬のインナーにも大いに使えます。
白のバンドカラーをインナーにPart2
げんじ|Lui’sのライダースジャケットを使ったコーディネート – WEAR
襟のないライダースともよく合いますね。襟のあるシャツを使うよりも少しクールな印象に見えます。
バンドカラーを一枚で
EDIFICE TOKYO店スタッフ2(EDIFICE TOKYO 渋谷店)|EDIFICEのシャツ/ブラウスを使ったコーディネート – WEAR
白のパンツとネイビーのバンドカラーシャツを合わせたコーデ。シンプルなのにかなり洗練されていてかっこいいですね。
カーデガンとバンドカラー
最後に、カーデガンとバンドカラーシャツを合わせたコーデ。上品な感じを残しつつも、普通のシャツと違ってバンドカラーなのでカジュアルな感じにうまくバランスがとれますね。
まとめ:秋冬はぜひバンドカラーに挑戦してみよう!
秋冬のコーデが多くなりましたが、バンドカラー・ノーカラーは秋冬の季節に使いやすいもってこいのアイテムです。
羽織りで使ったパターンや、インナーで使ったパターン、一枚で使ったパターンなどいろいろな使い方を紹介しましたので、どれも参考にしてみてください!
細かな配色やシルエットなど、ファッションの基礎を学びたい方はブログ内のほかの記事を読んでみて下さい。
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