服を売らない店員さん(@sc_fas_cod)こと小林です。 当メンズファッションブログを運営している現役アパレル店員です。
最もファッションの楽しい春。
春という季節こそ、オシャレになるために最も適した季節。しかし、ファッション初心者にとっては逆に難しく感じる季節かもしれません。
そこで先日、春コーデの困りごとを8000人を超えるLINE@読者を対象に大規模アンケート調査を実施。
その結果をもとに、
- 春のおすすめアイテム
- 春に使いたいインナー
- 春に使いたいアウター
- 春のコーデ例
- 春の着こなし解説
などなど、春のファッションで困ることの全てがこの記事で解決できます。ぜひゆっくりお楽しみ下さい。
注意
この記事では基本的なコーデのテクニックには触れていません。基本的なテクニックに関しては、8STEPに全てまとめています。こちらも合わせてお読みください。
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春のメンズファッションで困ること一覧
まずは当ブログで解説する、春のメンズファッションにまつわる困りごとの一覧をリストアップしてみました。
【春のファッションで困ることリスト】
- 春っぽさを出すにはどうすればいい?
- 春コーデで一番気を付けるポイントは?
- 春、これだけは持っておくべきアイテムは?
- 春の体温調節はどうすればいい?
- 春のオススメアウターは?
- 春にオススメなトップス(ニットなど)は?
- 春のパンツの選び方は?
- 周りとかぶらないようにするためには?
- 春に使えるレイヤードのコツ
- 黒スキニーだけで作る春コーデ集
そしてわかりやすく読めるように、以下の内容は別記事に分けて追加していきます。
▼春のアウターについて
▼初心者向け春のコーデ例
というわけで、
まずこの記事では、春のファッションで必ず押さえておきたい、一番大事な基本事項を全てまとめておきました。
【ざっくり目次】
- 春のファッション必須アイテム7選
- 春の色使いの基本テクニック
- おすすめ春カラー5選
- 春のインナーアイテム紹介【ニットなど】
春のファッションで一番気を付けるべき事が、この記事にはすべて網羅されているということです。
目次(クリックで飛べます)
春のコーデでとりあえずGETするべき7つのメンズアイテム
さて、まずアンケートで多かったのが、
「とりあえず押さえておくべきアイテムが知りたい」
という意見でした。
たしかに初心者は持ってるアイテム数が少ない。なので、どこからGETしていくのが一番コスパがいいの?ってのはかなり気になるところですよね。
ここでは、7つのアイテムを厳選してピックアップ。春のコーディネートでGETして絶対に損しないものだけを取り上げました。
何から揃えていけばいいか分からない・・・。そんな方は、まずはここで紹介するアイテムから揃えていきましょう。
最重要3アイテム
まずは春のファッションにおいて、入手せずに語れない最重要の3アイテムの紹介から入ります。
それがこちら。
①長袖のTシャツ
②黒のスキニー
③白スニーカーと黒の革靴
まずはこの3つのアイテムがなぜ重要なのかを軽く解説。そして、実際にコーディネートを見ていくことによって理解を深めてもらいます。
①長袖Tシャツ
春ファッションの上半身は、基本的に『アウター×インナー』で構成します。
その『インナー』の中心選手が長袖のTシャツ。このTシャツの上から何を羽織るか?でバリエーションを増やします。
このいわゆる『ロンT』が春コーデの軸になります。
UnitedAthleの白・黒・ベージュがおすすめ
このロンTもいろんなブランドがありますが、コスパ抜群で有名なのがUnitedAthle。
色は初心者の場合、
- 白→ネイビー→黒
の順におすすめです。
また、こちらは袖がリブになっているタイプですが、最初に紹介したのとはまた違ったカラー展開。一緒に見ておくのがおすすめです。
こちらだと、
- アイビーグリーン
- スミ
- ミックスグレー
- バーガンディ
このあたりはもっておいて損がないですね。
困ったら『インナーは明るい色』が服を売らない店員さんおすすめの配色パターン。少なくとも白は2着以上持っておきましょう。
ちなみにサイズは、ジャスト~1サイズ上で購入するのがおすすめ。少しゆったりするくらいでも問題ありませんよ。
②黒のスキニー
下半身は黒のスキニーから手に入れるのが最もおすすめ。
パンツ(ズボン)はカラフルなもので合わせると難易度が高くなります。逆に暗いパンツで合わせると簡単になる。
メンズパンツは色選びで差をつけろ!明日から使える3つの”暗色パンツ”
こちらでも詳しく解説しましたが、このような理由から最も合わせやすいパンツは黒のスキニーになるんですね。
初心者がサイズミスなく黒スキニーを手に入れるなら
パンツはサイズ選びがシビアで重要。できれば店舗で試着しておくのが無難です。
ただしネットで購入する場合でも、唯一おすすめの黒スキニーがあります。それがDcollectionの黒スキニー。
コスパやシルエットなどを考慮しても、Dcollectionのスキニーは超優良商品。
ちなみにこちらの記事でDcollectionの黒スキニーについて詳しく解説しているので、気になる方はどうぞ。
③白スニーカーと黒の革靴
白黒のスニーカー・そして黒の革靴は、まず手に入れるべき靴としての2大シューズになります。
基本的に初心者のコーディネートは、
- 白のスニーカーで合わせるか
- 黒の革靴で合わせるか
この二択で組み立てていくのが常識。
本当にこの2パターンの靴さえ持っていれば、ほとんど全てのコーディネートに対応することができます。
白のスニーカーをGETするなら
白のスニーカーの定番はコンバースのジャックパーセル。
真っ白でも良いのですが、汚れが目立ちやすいのでおすすめは白黒のジャックパーセルです。
アパレル店員の大多数も一足は持っている、超定番の万能シューズ。
ほかにも検討したい方は、こちらの記事におすすめの白スニーカー8選を紹介しておりますのであわせて参考にしてみてください。
関連記事
白スニーカー人気8足!安いしおすすめなものを厳選紹介【店員チョイス】
黒の革靴をGETするなら
黒の革靴ならおすすめはドクターマーチンの3ホール。
WEARなどでも多くのオシャレな方たちが愛用している靴です。革靴だけどかっちりしすぎず合わせやすいのが特徴。
スニーカーだとラフすぎる場合、もう少しかっちりさせたいなと言う場合にはこちらを使うのがおすすめです。
3つのアイテムを用いた春コーデ例3つ
それでは、この3つの春コーデおすすめアイテムを取り入れた、実際のコーディネートを紹介していきます。
コーデ例とともに、そのコーデをすぐマネできるように商品も紹介しておきました。
ただし、実際に使っているものがめちゃくちゃ高価な場合も多いです。ですので、そういった場合は、似ている割安な商品を紹介しています。
コーデ例① スタンダードな白Tを用いて
しんご|wjk blackのMA-1を使ったコーディネート – WEAR
こちらは白Tを用いたスタンダードなコーデ例。このパターンが春コーデの基本中の基本なので、必ずチェックしておくべきですね。
こちらは長袖はなく半袖のHanesTシャツを使っています。夏になっても使えるインナーがほしい方はHanesのパックTを手に入れておきましょう。
このコーデをするのに最適なアイテム
▶白Tシャツ
→HanesのパックT(同商品)
▶アウター(MA-1)
→黒のMA-1をAmazonで探す
▶淡いデニム
→淡いデニムをAmazonで探す
▶白のスニーカー
→Adidasのスタンスミス(同商品)
コーデ例② ネイビーの長袖トップスで
げんじ|HAREのTシャツ/カットソーを使ったコーディネート – WEAR
ネイビーのトップスを用いたコーデ例がこちら。
これは少し変わった素材のものですが、基本的に先ほどのロンTや薄手のニット・スウェットなどでも代用できるコーデです。
中に少し見えている白のTシャツが見えていますね。これを『レイヤード』と呼びますが、この場合はレイヤードなしでも問題ないコーデです。
このコーデをするのに最適なアイテム
▶ネイビーのロンTなど
→UnitedAthleのネイビーロンT(代用)
▶黒のスキニー
→Dcollectionの黒スキニー(代用)
▶黒の革靴
→Dr. Martens 3ホール(同商品)
コーデ例③ ジャックパーセルの万能さ
dai|MYSELF ABAHOUSEのニット/セーターを使ったコーディネート – WEAR
こちらの靴が、この記事でもすでに紹介したジャックパーセルを用いたコーディネートになります。
パンツが明るい色なので若干難易度は上がりますが、初心者でも挑戦できるくらいのコーディネートなのではないでしょうか。
ニットがゆったりしていることと、シャツとの丈感に気をつけるとより洗練されます。
このコーデをするのに最適なアイテム
▶中の白シャツ
→nano universeの白シャツ(代用)
▶スニーカー
→白黒のジャックパーセル(同商品)
▶ネイビーのニット
→Amazonで似たものを探す
▶ベージュのパンツ
→nico and…のワイドパンツ(完売)
④白シャツで手軽に春コーデ
冬→春に移っていく中で、一番違いが出るのが『シャツ』を前面に使ったコーディネートが出来るようになること。
中でもスタンダードな白シャツはどの季節も使いやすいうえに、明るく春っぽい印象を演出するのに最適。
ただしシワや汚れが目立つと一気にダサく見えてしまうので、そこだけは注意しておいてください。
シワ・汚れなどはコーデの”洗練度”を一気に下げてしまいます。
マネしてるのになぜかオシャレに見えないんだよなぁ・・・と感じている方は一度こちらの記事をチェックしてみてください。
関連記事
【コーデの洗練度】ダサさの3大ファクター『シワ・ヨレ・ヨゴレ』に注意しよう
オススメな白シャツブランド参考記事
⇒【白シャツ】はコレ!¥5000以下で買えるメンズおすすめブランド7選
コチラは安く手に入る白シャツがまとめられています。
こちらでは少し質にもこだわった、比較的いい値段のする良質な白シャツについてまとめられています。
個人的にはUNITEDTOKYOの白シャツが、7000円くらいであり得ないくらい良質だったのでオススメですね。
QUICK DRYオックスボタンダウンシャツ(シャツ/ブラウス)|UNITED TOKYO(ユナイテッドトウキョウ)のファッション通販 – ZOZOTOWN
⑤淡いデニムで春らしさ全快
春コーデに超絶重宝されるのが、淡い色のデニム。もちろんパンツだけでなく、GジャンなんかもOK。
秋っぽい色味の印象がつよいカーキ系を持ってきても、淡いデニムと合わせれば不思議と春っぽい印象に早変わりします。
オススメの淡色デニム参考記事
【最新】メンズに大人気のジーンズブランド15選をご紹介!2016秋冬-カウモ
有名どころのブランドはもちろん、コスパ重視のブランドも紹介してくださっているので是非ご参考に。
⑥薄手のニットで一枚でも
特に春っぽい服装の中の1つが、ニット1枚で着こなすスタイル。
冬だと寒いし、夏だと暑いので丁度中間になるニット1枚スタイルは春のファッションを楽しむ上ではおすすめです。
ケーブルニット等の厚手のものではなく、薄手のニットを持っているとこの季節かなり役立ちます。
オススメの薄手のニット参考記事
関連記事
【ニットなど】春の定番トップス・インナー5種の選び方と着こなしを徹底解説
こちらの記事では、薄手のニットはもちろん、春に使うインナーについての選び方・着こなしなどをかなり詳しく解説しています。
⑦スプリングコートで軽やかな春コーデ
最後にオススメなのがスプリングコートです。
スプリングコートとは春になったら着用するコートのことで、特に形に決まりがあるわけではありません。
要するに、薄手のコートですね。
色味は春っぽい淡い色味を選んでおくのがオススメです。ベージュとかはベタですがおすすめですね。
オススメのスプリングコートの参考記事
関連記事
【全13種】春のメンズアウター・ジャケットの特徴&着こなし早見表
こちらの記事ではスプリングコートはもちろん、春に使える全13種のアウターの特徴・着こなしを一挙紹介。
春に知っておくべきアウターはほぼすべて網羅されています。
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春っぽいコーデをするためのポイント
さて、基本的なアイテムは手に入れた。じゃあ、春っぽい服装って一体何やねん?って話ですよね。これは四季のある日本ならではの感覚だと思います。
まず結論から言ってしまうと、別に春だからといって春っぽい服装をしなきゃいけないとかそういう事は全くないです。
じゃあなんで春には春っぽい色使いをするのかというと・・・それは気分です。
春と言えば・・・
- これから暖かくなっていく
- 新生活も始まるし
- 桜の季節
- 花が咲くイメージ
このイメージから連想して、気分的に明るい色使い・あたたかい色使いを『したくなる』という話です。
では、どのような色を使えば春色なコーデができるのでしょうか。
春っぽいコーデを作る5つのオススメカラー
春っぽさを出す一番簡単な方法として、春に使いたくなる『春カラー』を取り入れるというものがあります。
なんとなく春っぽい色ってわかるけど、具体的に挙げてみてくださいと言われると意外と出てこないですよね。
春カラーにはたくさんあるのですが、ここではメンズファッションでも取り入れやすいオススメな春カラーをまずは5つ紹介しておきます。
オススメ春カラー①淡いピンク(桜色)
春と言えば真っ先に思い浮かぶのが『桜』。
この桜カラーを取り入れることで手っ取り早く『春っぽさ』全快のコーディネートが完成します。
ピンクは2017年のメンズトレンドでもあるので、さらに使いやすいですね。
参考コーデ
オススメ春カラー②ベージュ
明るくて温かみのあるベージュは春コーデ鉄板の色。
しっかりと明るさもあるうえに、5つの万能カラーの1つでもあるのでめちゃくちゃ使いやすい色です。
春になったらヘビロテナンバーワンの色ですね。
参考コーデ
まーしい|MONO-MARTのノーカラージャケットを使ったコーディネート – WEAR
とっしー|BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWSのスウェットを使ったコーディネート – WEAR
5つの万能カラーについては、こちらの記事で解説しています。
関連記事
オシャレな人が無意識に使っている、5つの万能カラーを覚えよう
オススメ春カラー③淡い水色
水色も明るく爽やかで春っぽさのあるカラーです。
レディースならパステルの水色も良いですが、メンズの場合は淡いデニムなどを使って取り入れるのが一番やりやすいですね。
参考コーデ
ワタル|nano・universeのカーディガンを使ったコーディネート – WEAR
ケージ|CONVERSEのスニーカーを使ったコーディネート – WEAR
オススメ春カラー④テラコッタ
テラコッタとはイタリア語で『焼いた土』という意味で、オレンジと茶色の中間のような色味の事を言います。
単体では秋っぽさもある色なのですが、白やベージュなど明るいアイテムと組み合わせることで温かみのある春っぽい季節感を表現することができますね。
最近のトレンドカラーでもあります。
参考コーデ
心-Shine-|UNITED TOKYOのシャツ/ブラウスを使ったコーディネート – WEAR
だーなすっ|no brandのブルゾンを使ったコーディネート – WEAR
オススメ春カラー⑤白土色
どう呼べばいいのか名前が分からなかったので、白土色と表現しておきました。笑
ライトグレーに似ているんだけど、ちょっとくすんでいる土っぽい色ですね。春っぽさを表現するのにはおすすめの色味です。
参考コーデ
※見つからなかったので僕のコーデで失礼します。
その他の春カラー一覧
ここではメンズファッションに取り入れやすい、オススメな春カラーをピックアップしました。
もちろん他にもたくさん春を表現する色はあります。他にも知りたい方はこちらのサイトを参照してみてください。
⇒春色のカラーチャート(参考サイト)
②春っぽいコーデを加速させる色使いのコツ
今紹介した『春っぽい色使い』をすることで、簡単に春っぽいコーデは作ることが出来ます。
しかし、
「じゃあそれ以外の色を使うと春っぽくないの???」
と言われると、実はそういう事でもありません。
例えば秋カラーと呼ばれるカーキを使っても、これからお話することを取り入れればカーキを春っぽく着こなすことも全然できます。
さらに、単に春カラーを使うだけよりもさらに『春っぽさ』のある、垢抜けたコーディネートを作ることができます。
では、どうすれば春カラーを使わずに春っぽさを表現できるのでしょうか?
明暗のバランスを使って春っぽさを強調する
実は春カラーを使う事よりも春っぽさを強調できるのが『明暗のバランス』を使った方法です。
明暗のバランスは僕の造語で、コーディネートの中で『明るい色・暗い色の割合のバランスを取ること』を言います。
では、どんな風にバランスを取るのか?
それは簡単で、秋冬よりも『明るめ』の色使いをする。
たったそれだけです。
白・明るいグレー・ベージュなどの明るめカラーを多めに使う事で、明るく春っぽいイメージを手軽に演出できるんですね。
ちなみに明暗のバランスは配色テクニックとしてもかなり重要です。詳しいバランスのとり方のコツなどはこちらの記事にまとめてあります。
関連記事
【初級編】たったの2つの色使いで、超キレイなコーデを作る方法
春のインナー編
春の色使いがわかったところで、ここからは具体的な春のインナーについて見ていきましょう。
①春のインナー選びで一番大切なこと
②春のレイヤード活用法
③春のインナーアイテム総まとめ
この3つの流れで詳しく解説していきます。
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①春のインナー選びで一番大切な事
春のインナーを選ぶ際に一番大切なことは、ズバリ『季節感』です。
例えば同じニットでも、冬ならケーブルニットのように肉厚で防寒性に優れたニットを使いますよね。
しかし、防寒性に優れているという事は、つまり『冬っぽい雰囲気を持っている』ということの裏返しでもあります。
ですので、同じニットを選ぶにしても『春っぽさ』を出したいのであれば、薄手のニットを選ぶ必要があるわけです。
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by メンズおすすめ薄手ニット
他にも例えば、スウェットをインナーに使うにしても、厚手のスウェットではなく生地の薄いスウェットにする。
そういった部分に少し気を付ける必要があります。
あまりに季節感の違う組み合わせはNG
とはいえ、 春になって暖かくなって来れば純粋に薄手のニットを選ぶようになりますし、スウェットも厚手のものは暑いから避けますよね。
なのにどうして最初にそれを指摘したのかというと、これがアウターとの組み合わせを考えたときに結構ミスってしまいがちだからです。
例えば、ケーブルニットにウールのチェスターコートを合わせると、アウター・インナーともに冬っぽい印象だからおかしさは感じませんね。
しかし、ケーブルニットにシャツを羽織ってしまったりすると、インナーとアウターの季節感が違い過ぎて変な感じがしてしまいます。
ケーブルニット(冬っぽい)
×
ウールのチェスターコート(冬っぽい)⇒季節感が合ってる
ケーブルニット(冬っぽい)
×
シャツを羽織る(春夏っぽい)⇒季節感がズレてる
これはインナー・アウターに限らず、様々なアイテムで言える事なので気をつけておきましょう。
コーデュロイやスウェード、ウールなどの生地は冬っぽいので、春真っ盛りの時期に使うと季節感が変な感じに見えることが多いです。
②春はレイヤードをフル活用しよう!
春のインナーを考えるうえで、着こなしの幅をグッと広げてくれるのが『レイヤード』を利用した着こなし。
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by WEARNOTE
レイヤードとは『重ね着』の事で、
ニットなどの中に少し丈の長いカットソー(ロンT)やタンクトップを着て、裾から少し見せるような着こなしの事を言います。
レイヤードさせるのは裾だけでなく、首元で見せたり袖で見せたりと様々ですが、一般的に『レイヤード』というと裾のレイヤードを指します。
レイヤードにはマンネリ解消だけでなく実は色んなメリットがあって、
- スタイルをよく見せることが出来る
- 配色階層を整えて綺麗に見せることが出来る
などのメリットもあり、さらに使ってるだけでオシャレっぽくも見えるので非常にオススメ。
特に春だと、普通にインナーを選ぶだけではワンパターンになりがちですよね。
そこで、レイヤードの選択肢を入れるだけで着こなし・配色ともにかなり幅が広がります。
レイヤードのポイント
レイヤードのポイントについては書くとそれだけで一記事分は使ってしまうので、PDFと音声にしてまとめています。
こちらのLINE@に登録して頂き、
トーク画面で『レイヤード』と入力して頂くと
・全40ページのレイヤードマニュアル
・レイヤード解説音声前編
・レイヤード解説音声後編
のレイヤード解説3点セットを大ボリュームで送り付けますw
今後ブログでも記事として解説しますが、いつ更新できるか分からないので早く知りたい方はぜひご登録をどうぞ。
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③春に使うインナー総まとめ
ではここからお待ちかね、春に使う事の多いインナーを全て紹介していこうと思います。
この記事で紹介するインナーはコチラの5つ。
- ニット
- スウェット
- パーカー
- シャツ
- ロンT
基本的に春のコーディネートは、この5つのインナーと前回紹介した13のアウターを組み合わせて作ります。
関連記事
【全13種】春のメンズアウター・ジャケットの特徴&着こなし早見表
このパートでは、
- 各インナー選び方のポイント
- オススメの組み合わせ
という順番で詳しく解説していきます。
春のインナー① ニット
春に絶対に欠かせないのが『ニット』。
まだ肌寒い時期~少し暖かくなってきた時期まで、幅広く活用できるので絶対に持っておきたいアイテムです。
ニットの選び方のポイント
もちろん薄手のニットを選ぶことは前提として、注意しておきたいポイントは以下の2つ。
- 首元はクルーネックが安全
- サイズは意外とゆったり目がオススメ
①首元はクルーネックが安全
すごくよくある質問に、
「Vネックとクルーネックどっちがオススメですか?」
という質問があります。
※クルーネックとは丸くて詰まった首元の事
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あなたがもしどちらかで迷っているのなら、僕は迷わずクルーネックの方を強くオススメします。
まず第一に、ここしばらくのトレンドとしてずっとクルーネックが人気だということ。これが最大の理由です。
そしてもう一つ、首元がざっくり空いたVネックはチャラく見えてしまいやすいというデメリットがあるからです。
ただしもちろんVネックでもうまく着こなすことは可能なので、周りと差別化したい方ならあえてVネックを選ぶのもアリですね。
②サイズはゆったり目がオススメ
ここ最近のビッグシルエットブームという事もあり、サイズ感はゆったり目の方がお勧めです。
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トップスをビッグシルエットにすることによって、あとはそこにスキニーなどの細身のパンツを合わせるだけで超簡単に綺麗なVラインシルエットが完成。
アウターもゆったりしたモノを選んで、パンツはスキニーでVラインシルエットを意識。このパターンが鉄板です。
関連記事
【オシャレな人では超常識】初心者がまずおさえたい”基本の3シルエット”とは?
ただしテーラードジャケットなど、ジャストサイズで着てナンボなアウターと組み合わせる場合は、ニットもジャストサイズを選ぶ必要があることに注意。
ニットを使った春の着こなし
春でもまだ少し肌寒い季節はこんな感じ。インナーに白シャツを噛ませているので暖かいです。
サイズもこんな風にゆったり目にしていても、パンツのシルエットが綺麗なスキニーなら全く問題なし。
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上田 洸士/HARE天王寺ミオ(HARE天王寺ミオ)|HAREのハンチング/ベレー帽を使ったコーディネート – WEAR
もう少し暖かくなってくるとこれくらい薄手のニットが活躍しますね。先程出てきたレイヤードを上手く活用しています。
トップス・パンツ共に明るい色なので、黒のバッグ・黒のスニーカーを活用して縦の統一感を取っています。
全体が明るいとボヤっとするので、こんな風に黒をポンポンポンと配色して全体の明暗バランスを取るやり方は超頻出項目。
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こんな風にニットを一枚で使ったどシンプルなコーデは、女の子ウケする好印象な服装です。
ただしこういったシンプルなコーデをする時には、綺麗なパンツのシルエットが必要不可欠。
また、袖まくりした時の手首がフリーだと垢抜けない印象になるので、アクセサリをさりげなく使っておくのがポイント。
あくまでもさりげなく、なのでシンプルな時計をしておくのが一番安全ですね。
春のインナー② スウェット
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by 【ポンパレモール】
薄手のスウェット生地のインナーも、春にはもってこいのアイテムです。
スウェットはニット・セーターに比べて動きやすくて快適なのが特徴。もちろんニットと大体同じように使えるので、ついつい多用してしまうアイテムです。
スウェットの選び方のポイント
基本的にはニットの選び方とほぼ同じです。
ただしカッチリとしたジャケットスタイルなどに合わせる場合は、ニットと違いラフでカジュアルな印象が少し強めなので注意しましょう。
個人的にはジャケットに合わせるならスウェットよりも網目の細かいニットの方がオススメ。それでも結構万能に活躍してくれます。
スウェットの着こなし
これくらいオーバーサイズで合わせても、意外と着こなせたりします。
この場合パンツのシルエットもゆるっとしてるのでさらにゆったり感が出ますが、もう少し細身のパンツで合わせるとてっとり早く綺麗に仕上がりますね。
少し甘めな印象を出したい学生向けのコーデ。
こんな風に落ち着いた雰囲気で合わせれば、スウェットも大人っぽく仕上がります。ここでもレイヤードが使われていますね。
この上下ともに程よくゆるい感じが、わざとらしさを与えないのでナチュラルな好印象コーデになります。
パンツのシルエットも緩いんだけど、裾の部分だけはしっかりと詰まったテーパードシルエットになっているのがミソ。
ジャケット合わせにする場合は、スウェットもこんな風にジャストなモノものを選ぶのが重要。
あまりオーバーシルエット過ぎると、袖や肩がモタモタっとしてしまいます。
足元にはスニーカーを使う事で、ジャケット×アンクルパンツのキッチリ感を打ち消しています。
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きれいめカジュアルを日本一わかりやすく解説!大事なのは”バランス”
春のインナー③ パーカー
学生~社会人まで幅広く人気なのがパーカー。
フードがあり、スウェット生地でできているものが多いのが特徴。ジップ付きのものも多い。
パーカーの選び方のポイント
パーカーの選び方のポイントは以下の3つ。
- フードに厚みのあるものを選ぶ
- すべて無地を選ぶ
- ジップ付きのものには注意する
①フードに厚みのあるものを選ぶ
パーカー最大の強みは顔周りにあるフードの効果で、相対的に顔を小さく見せてくれます。
ですので、ペタッと寝てしまうようなフードのパーカーはオススメできません。厚みのあるものを選びましょう。
また、ふにゃっとしたフードは安っぽさを際立たせてしまい、より子どもっぽく見えてしまいやすくなります。
②全てが無地のものを選ぶ
まず洋服全般として、初心者の方は無地を選ぶべきだという事はこちらの記事などを中心に口酸っぱく説明してきました。
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当然パーカーの場合も、初心者は無地単色を選ぶのが安全なのですが、パーカーの場合は紐に注意してほしいんです。
例えばグレーがベースにヒモだけ白い、というようなパーカー。
こういったパーカーで安いものを買ってしまうと、めちゃくちゃ安っぽさがバレやすいので注意。
絶対ではないのですが、できれば初心者は『紐の色まで含めてすべて同じ色で、無地』のものを選ぶことをお勧めします。
③ジップパーカーには注意
ジップパーカーの場合も安っぽさが出てしまう事が多いです。
ジップや紐、ボタンなどの装飾部分はそういった『安っぽさ』が出てしまいやすい部分。
ですので、初心者にはジップパーカーではなくプルオーバーのパーカーを選ぶことをお勧めします。
パーカーの着こなし
超王道なパーカーの着こなし。
Gジャンとは合わせやすいのですが、Gジャン×パーカーの組み合わせはかなりカジュアルに寄るので綺麗めなアイテムを使ってバランスを取りましょう。
パーカーはかなりカジュアルな印象を与えるので、逆に言うとこんな感じのジャケットを着崩すのに最適なアイテムです。
上半身が明るくまとまっているので、下半身は暗い色味で落ち着かせています。
最後はパーカーを主役に持ってきたスタイル。
ここまではパーカーを綺麗めなアイテムと合わせてバランスを取ったコーデでしたが、この場合はカジュアルで固めてストリートっぽく落とし込んでいます。
キャップを使って、とことんストリートに寄せるのがポイントですね。
春のインナー④ シャツ
綺麗目カジュアルのインナーの定番が、シャツですね。
肌寒い季節はレイヤードの中に使えたり、暖かくなってきたら一枚で着れたりと使い方も幅広い便利アイテム。
春のマストアイテムの1つにも選んでいます。
シャツの選び方のポイント
シャツはどんな素材・織り方の生地を使うかによって、印象が変わります。
ここでは、
- ブロード
- オックスフォード
- シャンブレー
- リネン
- デニム
- ネル
の6つに分けて、選び方のポイントや注意点を解説していこうと思います。
①ブロードシャツ
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by 無印良品ネットストア
フォーマルなビジネスシーンでも良く使われるのが、ブロードシャツです。ツヤっとした光沢があるのが特徴。
春夏秋冬使えて、さらにビジネスシーンにも使えますが、ただしかなりキッチリとした印象を与えるのでカジュアルシーンではバランスに注意が必要です。
②オックスフォードシャツ
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by VOKKA [ヴォッカ]
通気性がよく、さらにシワになりにくいのがオックスフォードシャツ。
それでいて春夏秋冬使える上に、ビジネス・カジュアルどちらのシーンでも使える万能型。私服でシャツを選ぶならこれがオススメ。
ただし正装に使うのには意見が分かれるところなので注意。
③シャンブレーシャツ
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by 【楽天市場】
カジュアルで爽やかな印象になるのがシャンブレーシャツ。ブルー系の色味が定番です。
シャツは使いたいけど、堅いのはちょっと、、、という方にオススメ。
④リネンシャツ
リネンは織り方ではなく素材の名称で、麻の素材で織られたシャツを『リネンシャツ』と呼びます。
春夏向けのシャツなので、春に着るシャツとしては最適。涼し気な印象を与えることが出来ます。
⑤デニムシャツ
デニムの生地を使ったシャツをデニムシャツと言います。ここで紹介する6つのシャツの中では最もカジュアルなシャツ。
ジャケットなどかっちりしたアウターの中に使うと、上手くカジュアルバランスが取れるのでオススメです。
⑥ネルシャツ
保温性が高く、起毛感のあるネルシャツは秋冬用のシャツ。
秋冬用として使われるのが一般的ですが、一枚で着たりする分には春にも使えます。
前を閉じると暖かく、前を開けると涼しくなるので体温調節の難しい時期にもオススメ。
シャツの着こなし
まずはシンプルに一枚で着こなしたスタイル。デニムシャツですね。
ここでもニット一枚のコーデと同様、やはりちょっとした小物をチラッと見せるのが垢抜けた印象を作ってくれます。
続いては羽織りスタイル。
袖まくり×手首のアクセを見せるというのは春夏の頻出項目ですね。
佐藤篤(alfredo BANNISTER 本社スタッフ)|URBAN RESEARCHのシャツ/ブラウスを使ったコーディネート – WEAR
こちらは開襟シャツを使ったコーディネート。インナーにタートルネックを使う事で工夫しています。
白の使い方をぜひ参考にしてほしいコーデ。
春のインナー⑤ ロンT(長袖カットソー)
『ロンT』というと最近では『ロング丈のTシャツ』を指すことが多いのですが、ここでは袖の長いTシャツの事を言います。
関連記事
ロンTの選び方のポイント
ロンTも基本的にはニットやスウェットの選び方と近いのですが、もちろんスウェットよりも生地が薄いのでより春夏向けになります。
ニットやスウェットと同じく首元はクルーネックで。
ジャストサイズのアウターと合わせる場合はジャストサイズを選び、ゆるいシルエットのアウターと合わせる場合は思い切ってオーバーサイズにしてもOKです。
ロンTの着こなし
EDIFICE/LA BOUCLEスタッフ(EDIFICE新宿店)|DESCENTEのテーラードジャケットを使ったコーディネート – WEAR
ロンTにセットアップのコーデ。
こんな風にジャケットとTシャツで合わせる場合、どうしても首元が寂しくなりがちなので、ネックレスを使うというのもアリ。
ロンTにロングカーディガンを合わせて、トップスはゆるっと。そしてパンツを細目に選んで今っぽいコーディネートに。
学生にオススメのコーディネート。
EDIFICE/LA BOUCLEスタッフ(EDIFICE新宿店)|DESCENTEのステンカラーコートを使ったコーディネート – WEAR
ロングアウターとロンTを合わせたコーデ。丈感がいい感じですね。
パンツはスラックスをチョイスすることで大人っぽさを残しつつ、あえて靴にスニーカーを持ってくることでスポーティーな感じも見せています。
最後に:さらに詳しい内容はコチラから
最後までお読みいただいてありがとうございました。
続きのコンテンツはこちらですので、あわせてごらんください。
▼春のアウターについて
▼初心者向け春のコーデ例
また、基本的なファッションテクニックについては、こちらの8STEPが季節問わず参考になるよう作成しているので是非あわせて読んで下さいね。
初心者が最速でオシャレを学ぶ8ステップ
■STEP.01
▼オシャレになるにはどうすべきかを理解する
■STEP.02
▼まずはオシャレの土台を作ろう
■STEP.03
▼まず学ぶべき最重要理論一覧
■STEP.04 配色編
▼オシャレな色使いの全方法
■STEP.05 シルエット編
▼オシャレな組み合わせパターンを学ぶ
■STEP.06
▼脱・量産型のためのテクニック総集編
■STEP.07
▼困ったときの各種定番アイテム&ブランド
■STEP.08
▼オシャレを楽しむために